オンライン整体を受けているのに効果を感じられないという声を聞きました。
コロナ禍になり今まで以上にオンラインサロンが増えましたが、その中でもオンラインによるセルフ整体やボディメイクのレッスンではなぜ効果が出ないのでしょうか。
理由は一つ!正しいフォームを真似できない
オンラインによるセルフ整体やボディメイクといったものは初心者にはハードルが高いのが現実です。
例えばわかりやすい例をあげると、アキレス腱とふくらはぎのストレッチ。
誰もが一度はやったことがあると思います。
伸展させたい方の足を後ろに引きストレッチを掛けます。
この時に膝を曲げるか曲げないかといった違いだけで「ふくらはぎに効く」のか「アキレス腱に効く」のか変わってきます。
実践してもらうと違いがわかりやすいですが、膝を曲げるとアキレス腱とヒラメ筋、膝を伸ばしているとふくらはぎ(腓腹筋)に効いているのがわかります。
筋トレでは胸筋を鍛えようと腕立て伏せをしても手の開く幅、肘や指先の向きの違いでこれもまた効かせる部位が変わってくるのです。
そういった細かな部分を知識の少ない初心者がおこなっても正しいフォームでできていないことが多くあります。
また全身が写る鏡を用意して確認しながら行ったとしても本当に実践できているのかは知識がなければ確認するのも難しいと思います。
オンラインサロンを受けるなら
オンラインによるセルフ整体となれば人の手でほぐしていくことが出来ません。
そのためスタティックストレッチ(静的ストレッチ)やダイナミックストレッチ(動的ストレッチ)、フォームローラーなどを使用したケアを組み合わせたイメージをしていますが、対面ではなく画面越しの場合ということもあり細かなチェックもしにくく、指導者がどれくらい丁寧な指導をしてくれるかによって効果の現れ方も変わってきます。
その際、リアルタイムであれば関節の角度、指先やつま先の向き、道具の使い方などの細かなアドバイスも可能かもしれませんが、受講する側も全身を写せるカメラの準備が必要になります。
中にはテキストや動画配信のみで受講者のフォームチェックをしていない場合もあるようなので、あまり経験や知識がないという方が受講する場合は詳細確認するよう注意してください。
正直、フォームのチェックなどがないのであればYouTubeで充分だと思います。
オンラインサロンを受けるのに向いている人
オンラインでの受講に向いているのは
・正しい筋肉の知識がある
・的確に動作をマネできる。
筋肉の位置や動かし方の知識があり、その動作を忠実に真似できることが重要です。
対面で先生の直接の指導を受けたことがなかったとしても、そのおこなっている動作や解説している言葉を理解できるならオンラインの整体を受けてもわりと近い形になるかと思います。
最後に
私自身、コロナ禍になり友人からオンラインサロンの話を提案されました。
実際にはじめなかった理由は『受講するお客様が効果を感じる体現を出来るのか?』と確信を持てなかったからです。
どんなに予約が取れないような有名な先生であっても、オンライン上で同じ効果を出せる指導ができるとも限りません。
細かな指導ができるか、伝える力があるか。
効果を感じられない人はリアルタイムで細かな指導をしてくれる先生に教えてもらうと体現しやすくなります。
個人的な意見としては今YouTubeなどでわかりやすい動画も多くあるので、まずはそういったものを試してみるといいですね。