普段うつ伏せで寝ていても鼻水が出てくることは少ないのに、マッサージを受けていると鼻水が出たり、鼻づまりした経験ありますよね。
鼻水が気になる人もいると思いますが、身体としてはいい反応が起きています。
マッサージで鼻水が出てくる理由
鼻水が出てくる理由は、「副交感神経」が優位になることから起こる反応です。
マッサージなど受けると鼻水が出たり、眠くなったり、、、
副交感神経は血圧を下げる働きもあるので、一時的に血圧が下がり寒くなる人もいます。
副交感神経とは交感神経と合わせて「自律神経」のことをいいます。自律神経は自分の意思とは関係なく呼吸、消化機能、心臓の働き、体温調節といった生命維持に必要な機能のコントロールをするものです。
- 心身の状態 リラックス
- 筋肉 弛緩
- 呼吸 ゆっくり
- 心拍 減少
- 血管 拡張
- 血圧 下降
- 血流 内臓や抹消に集中
- 胃腸の働き 促進
副交感神経が優位になることで心身はリラックスした状態になり、筋肉の緊張がゆるむ、血管を拡張させるといった働きもあるので血流も促されます。
マッサージと鼻水の関係
マッサージを受けることで筋肉の緊張やコリがゆるみ、血液・リンパといった体液の流れも良くなり滞っていた余分な体液が排出されます。
鼻水だけではなく、マッサージ中や終わった後にトイレに行きたくなったり、回数が増えたりするのもそのためです。
マッサージ中の鼻水は体液の流れがよくなり、副交感神経が優位になって身体がリラックスできている証拠です。
マッサージ中に鼻水が出てくることはカラダの反応としていいことですよ♪
ちなみにマッサージ中の鼻づまりは血流が多くなり鼻腔をふさいでいるためになります。
鼻や目のまわりなど、顔がこっているかもしれません。
(顔も表情筋など筋肉があるのでコリます)
また、交感神経と副交感神経は揺れ動いているものです。
夜「寝つきが悪い」「眠りが浅い」といった人は自律神経がみだれ交感神経から副交感神経へのスムーズな切り替えができず、交感神経が常に優位になっている目安のひとつにもなります。
ゆっくり体をほぐしてみてはいかがでしょうか。
自律神経の交感神経・副交感神経についてはこちらの記事も参考にしてください。