ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰とは急性腰痛症を言います。
急性腰痛、突発性腰痛、椎間捻挫、欧米では「魔女のひとつき」(Hexenschuss)とも呼ばれています。一般的なぎっくり腰をわかりやすく言うと腰の捻挫です。
重いものを持ったり、くしゃみ、急な動作など、ちょっとした動作でおこります。
ぎっくり腰の治し方・応急処置方法
通常の慢性腰痛などでしたら温めた方がいいとなるのですが、
ぎっくり腰は炎症を起こし急性なのでまずは冷やします。
急性のケガの場合はRICE(ライス)処置を行うのが大切です。
R(Rest)=安静
I(Ice)=冷却
C(Compression)=圧迫
E(Elevation)=挙上
RICE処置は、内出血や腫れ、痛みを抑えるのに効果的。打った、ぶつけた、ひねった、引っ張られた、といったスポーツで起こりやすいケガの多くに対応できます。RICE処置をすると、痛みや腫れがひどくなるのを防ぐばかりでなく、治りも早くなります。ただし、RICE処置はあくまで「応急処置」であり、「治療」ではありません。RICE処置のあとは、必ず整形外科医かスポーツ医を受診しましょう。
PRICES処置というのもあり、上記にProtect(保護)、Stabilization(安定・固定)が加わったものです。
痛めたところを動かさず安静にし、冷やします。
冷湿布でもいいですし、アイスノンなど保冷剤などで。
コルセットのようなものがあれば圧迫・保護・固定も出来るので尚可です。
動けないほどのひどい痛みの場合はガッチリ冷やしてください。
ビニール袋などに氷を入れタオル越しなどで患部に当てます。
15分くらいが目安です。
最後の挙上に関しては仰向けで寝る際に足元にクッションや丸めた毛布で足元を高くします。
ない場合は膝を曲げ立てると楽な体勢になるかと思います。
体制は楽な体勢になれるよう無理はしないでください。
あくまでも一番大切なのは楽な体制で、しっかり冷やして安静をとることです。
(程度によりますが目安は2~3日)
また炎症などある間は患部へのマッサージは避けてください。
整骨院などは対応してくれると思いますが、クイックマッサージのようなところは知識が浅い人もいるのでオススメしません。
炎症が治まったら
炎症が治まり、腫れ、痛みが軽く和らいできたらお風呂につかるなどして温めて下さい。
無理は禁物ですが、痛いからと動かさないでいるのはかえってよくありません。
普段から心がけてストレッチや軽い運動(ラジオ体操など)を取り入れていくと予防にもつながります。
ぎっくり腰になりそう、又はなってしまった人はフットマッサージもおすすめです。
ぎっくり腰の位置にもよりますが、下半身(臀部や脛、大腿)をゆるめてあげるだけで腰の負担が軽減されます。
軽い場合もあまり軽視せず、整形外科やスポーツ医など受診することをお勧めします。